交通
#仕様駆動開発
#AIエージェント
#マイグレーション
大規模システムのコンバージョン(某交通事業者様)
課題
再構築の対象は母体規模6,400KLと非常に大きく、システム間の関係も密接でした。
最新技術の採用が求められる一方で、既存の変換ツールでは対応が難しく、従来の手法では工数が膨大になり、品質の確保も課題となっていました。
解決策
仕様駆動開発(SDD)を採用し、仕様書(Spec)から計画(Plan)、タスク(Tasks)へと段階を踏むことでAIの生成を制御しました。
一部機能で先行してAIを活用した新基盤を構築し、コンバージョンツールを開発。既存コードの構造を解析して「コードマップ」を作り、設計の精度と影響分析の効率を高めています。
タスクは複数の専用エージェントで分割・並列に実行し、変換漏れを抑えました。
品質の確保には、現行システムと新システムをそれぞれリバースした図(シーケンス図・アクティビティ図)の比較に加え、AIで開発した電文の送受信シミュレーターを用い、両者の動作が一致することを確認しています。

成果
先行検証では、従来手法の工数(H/KL)との比較で次の結果が得られました。
Data/Entityクラスの移行:最大約80%削減
ロジックコードの移行/コードレビュー/設計書作成(リバース):それぞれ最大約50%削減
現新比較テストでは、交通量計測機能で16回中16回、イベント整合機能で36回中36回、現行システムと新システムの結果が一致しました。
あわせて、移行ルール・テンプレート・AI Skills を後続のモジュールへそのまま再利用できる形で整備しています。
いずれも先行検証時点・対象範囲での結果です。